フランス Badonviller(バドンヴィレー)窯のバスク模様の平皿、1940年代前半のものです。(FB
その1もあります)
鮮やかな色彩が印象的な赤と青のラインはいずれもステンシルによるもので、ひとつひとつが微妙に異なり2つとして同じものは存在しません。ファイアンス陶器であるH.B.C.M.(Hippolyte Boulenger-Creil-Montereau)窯のもの(Bearn
その1、
その2)と比較するとこちらは硬質陶器ならではのやや白みがかった色をしており、細めの描線や裏面のシルエット、質感等にも違いが見て取れます。
表面の赤と青どちらのラインにも濃淡や線幅に多少のムラがありますが、どこかぎこちない描線もこの窯ならでは味わいであり、まさに手作業の魅力です。その他、細かいカトラリー痕や擦れ、微細な色飛びや施釉時の凹凸も僅かに見られますが、大きく目立つキズや欠けは見られません。裏面には滲んで判読しづらいですが恐らくFB44の刻印、また高台部分に釉薬の移りや施釉時の凹凸、また縁裏部分に5mmほどの小さな欠けが見られます(画像ご参照ください)。これらの特徴はいずれも長い年月を経た古いもの、手工業時代に製造されたものの魅力であり、同じものが存在しない味わいとしてご理解頂けます様お願い申し上げます。
バイヤー"A"が日々愛用する様子は
コチラから。
直径:22.7cm
高さ:2.7cm
重さ:350g
お買い物に際して
achikochizで扱うものはすべて実際に使用されたユーズド品です。
その特性上、年月の積み重ねによる使用の痕跡やキズ、スレ、汚れ等がある場合もございますが、現代のものとは異なる味わいや質感、形がこれら古いものの魅力であり醍醐味です。
また全ての品物において製造年や製造国が異なる為、現在の使用環境には適応していないケースも考えられます。よって食器・カトラリー類に関しては全て観賞用としての販売であり、ご使用方法や用途等に関してはお客様の判断にお任せしております。以上の点をご理解いただいた上でお買い物をご検討いただけますようお願いいたします。
画像に関しては撮影環境によって実物の色合いとの差異が発生する場合もあります。
ご希望の箇所の詳細や写真等をお送りすることも可能ですので、ご不明な点はご遠慮なくお申し付けください。